今日は休みの方が2名いたので人が少なくてたいへんでした。 午前中の櫂入れが終わるとすぐに槽の積み替えです。出羽桜では 押し槽を2槽つかって搾っています。
一度では搾りきれないため積み替えして槽を2槽使って搾ります。 普通酒から本醸造、桜花吟醸、大吟醸も槽で搾るので作業はたいへんです。 もちろん違うお酒を搾るときは全部中を洗って熱湯で殺菌して 行います。粕剥きも行いました。
粕剥きとは搾りが終わった袋から粕を取り出す 作業です。薮田式の搾り機の場合は下に粕を入れる箱を置いて 例の下敷きに取っ手が付いたものでこすっただけで粕が下に落ちます。
押し槽の場合は酒袋を一つ一つ取り出して手でしごいて取り出すので、 とても手間がかかります。 昨日、袋吊りにした大吟醸も槽でさらに搾ります。 このお酒が出羽桜の大吟醸になります。
いつもの年ですとそろそろ指先がひび割れて血塗れになる頃なのですが、 今年はコツを覚えたのかまだ余裕があります。 こまめに手を洗うと良いようです。