広末涼子さんご来店

広末涼子さんが来店しました。

今、酒田では、本木雅弘さん主演の映画「おくりびと」の撮影が行われています。

それに彼女は出演しているのです。

今日はおみやげを買いに来られたのでしょう。
山居倉庫店に突然あらわれたそうです。

残念ながら私は本店担当なのでお会いしていません。(^^;)

でも山居倉庫店の担当のスタッフはそれと気付かず、ふつうにお酒を販売してしまったとか...。

あとでまわりの人に教えられたそうです。

なので、残念ながら写真もサインもありません。ほんと残念。

すごく指が綺麗で、色も白くて美しい方だなとは思ったそうですが。(^^;)
(帽子被ってたそうですが、ふつう気付くだろ! ^^;;)

試飲もして下さって、1本ご自分で購入してくださいました。
広末さんが購入してくださったのは、当店オリジナルの地酒 山居倉庫 純米吟醸 東北泉。

小さな店ですが、ご来店いただき本当にありがとうございました。> 広末さん

待ってっさげ、まだ来てくださいの。
(待っていますから、また来てくださいね : 庄内弁です)


酒田はこの間もドラマロケがあって、近藤真彦さんと安達祐実さんと泉谷しげるさんが来ていました。

数年前もドラマロケで萬田久子さんも来てました。

彼女は妻が自由が丘で働いていたときも、よく店に来てくれたお客さんだそうです。
たいへん感じの良い方だそうです。

あと昨年は、保坂さんと室井滋さんも山居倉庫にいらっしゃいました。
室井滋さんめちゃめちゃ明るくて気前よくて、イメージどおりだったとか。

たそがれ清兵衛以来、庄内ではロケが増えたような気がします。

美しい自然が豊富です。山、海、砂浜、岩場、川、島、平野、雪、地吹雪、突風、昔の町並みと一通り揃っていますし、味のある方言、そして人がいます。

1965 Ch.ラトゥール

1965 Ch.ラトゥールを飲みました。

泣く子もだまる五大シャトーの一つです。

このワイン、創業間もない頃(昭和50年頃)、社長がワインに傾倒してしまい、在庫していたものです。

地下のワイン庫にあったのは知っていましたが、コルクが痛んでいたようでした。

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3月31日の棚卸しのときに、確認していたので、社長にそれを話したところ、先ほど店先でいきなり空けてしまいました。

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店にあった安物のコルク抜きで開けます。(^^;)

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大事にとっておいたのかと思えば、突然開栓したりと、こうと決めたら行動の早い人です。

売り物にならないとわかったとたん、「飲む!」決めたようです。(^^;;)

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なんとかコルクを折らずに無事に抜くことができました。

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少し漏れていたせいもあってコルクには随分ワインがついています。
緩くなっていたのかもしれませんね。

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グラスもその辺にあったのを使っていました。

スタッフも興味津々。

早速私も飲んでみました。

デキャンタージュも済ませて、少し時間をおきました。

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コルクがかなり痛んでいて、液面も下がっていたのでダメかなと思ったのですが、どうしてどうして、意外にも良いです。

香りは老酒というか、醤油のような焦げた香りもあり、色は茶褐色。エチケットはカビやらでぼろぼろです。

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抜栓したときは、ビンから香りがふわっと広がりました。

驚きました。

ヴィンテージとしては1965はそんなに良い年ではないようです。

市場価格は7万円くらいからでしょうか。

だんだん甘い香りに変わってきました。

レフォールド ラトゥールは何度か飲んだことがあるのですが、ただのラトゥール(でいいのか? ^^;)は初めて飲みました。

余韻が驚くほど長くて、40年も前のワインなのにきちんと飲めました。

味わいもそうですが、とにかく香りが素晴らしい!

こんなにボリュームがあって、まろやかで複雑な香りは今まで経験がありません。

香りは80年代のアマローネも似たような香りがしました。
でもこっちのほうが、ずっとずっとふくよかです。

時間が経ちましたが、本当に香りが変わっていきますね。

ワインが眠りから覚めるとはよく言ったものです。
味も変わってきました。

まるで生き物みたいです。

40年も経っているのになんでこんなに香るんだろう。
そんでもってその香りの綺麗なこと。

味だって酸化してだめなのかなと思ったのですが、そんな感じはしません。

非常に良い経験をしました。

死ぬまでにこういうワインをもう一回楽しんでみたいものです。

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