結婚して子供が生まれてからなかなか長期間の造りの研修にいけませんでした。
以前は一週間くらいの単位で、よくお邪魔していました。
出羽桜山形工場は、この仕事を始めるにあたって、長期間酒造りについて勉強させていただいた、私の原点ともよべる工場です。
今回は妻も連れてお邪魔 することにしました。
最初に私達を出迎えてくれたのは、昭仁さん。
山形工場の造りでは大吟醸の仕込みの責任者も担当されています。大学は山形大学農学部(鶴岡キャンパス)のご出身なので、庄内地方も少しわかる方です。
ここは醪(もろみ)がある仕込部屋です。
タンクには登りやすいように足場が設置されています。
今年は気温が高くても醪の管理もたいへんです。
温度を上げるためにつかう暖気(だき)ですが、今回は氷を入れて、醪を冷やすほうに使われています。
大吟醸のサーマルタンクです。
こちらは搾り担当の大石さん。
造りが終わるとリンゴなど農業に戻られます。
いつもいろいろ作業を教えてくださいます。
ここは枯らし場です。出来上がった麹(こうじ)を乾燥させるところです。
ちょうど麹を運び出しているところでした。
出来上がった麹です。
食べると甘いです。ひさしぶりの出羽桜の味。(^^;)
室の中です。
綺麗で清潔なところは以前となんら変わりありません。
真ん中の盛り上がっているところで麹菌増殖中。
釜場では明日の仕込みの準備の米張りを行っていました。
午前中に比べれば夕方の作業はややのんびりしています。
午前中は戦争のようになったりもしますが。(^^;)
こちらは釜場のとなりにある水場です。
洗米機も私がお世話になっていた頃のものが元気にがんばっておりました。
この時点でこれからお酒になる米がまだたくさんあります。
造りの作業はまだまだ続きます。
杜氏がちょうどお休みだったのと、お会いしたかった蔵人が何人かいらっしゃらなかったのが残念ですが、皆さん本当にお元気でした。
またお邪魔いたしますのでよろしくお願いいたします。(^^)