ひさしぶりに須貝農園に訪問してきました。
当店のさくらんぼをお願いして20年以上のお付き合いになる須貝さんです。
お父さんもお母さんも元気に作業をされていました。
この日はあいにくの雨模様でしたが、畑も拝見させてもらいましたので、ぜひ続きをご覧下さい。
こちらが須貝さんの畑の一部です。
驚くほど急斜面で栽培されています。
この畑以外に別の場所にも畑を所有されています。
須貝さんの畑は平地のさくらんぼ畑よりも標高が高いため、収穫は平地よりも一週間ほどは遅くなります。
農園の中はたいへんきれいになっています。
草ぼうぼうなんてもってのほか。
木が病気になったりしないように手入れは怠りません。
こちらが須貝さん。
初めてお付き合いを始めたときは50代だった須貝さんですが、いまは70歳になられました。
この地区の農家のまとめ役もされている人望の有る方です。
須貝さんのさくらんぼはとても美味しいので佐藤錦でなく「須貝錦」と呼ばれるほどです。
雨よけのビニールかかっていますが、高さはゆうに5mはあります。
須貝さんの話だと、今年はすでに山形県内の栽培農家で3人も落下事故が発生しているとのことです。
幸い怪我で済んだとのことですが、さくらんぼ栽培はかなり危険な仕事です。
また、斜面の形状によって、ほんの少し(1mほど)の段差でも霜の被害があるところとないところがあるそうで、
今年は一部が霜の被害にあって実がなってない木もありました。
実が食べられてしまっているものがあります。
ハクビシンの仕業だそうです。
新芽がカモシカに食べられてしまったところです。
カモシカは人間が襲ってこないをわかっていてゆうゆうとしているとのことです。(^^;)
それ以外にもクマやマムシやタヌキ、色々な動物が出没するそうで、須貝さんのお孫さんからは
「おばあちゃんの畑は動物園みたいだね」
と言われているそうです。
怖くないのかなぁと思いましたが、須貝さんは「動物出でくっど、わくわくするんだな〜」とおっしゃっていました。(笑)
こちらは7月出荷予定の大将錦。
大将錦は育った実の半分しか収穫できないこともある貴重なものです。
これはビニールの外に出ていてたまたま赤みがついて登熟が進んでいるものですが、これよりももっと大きく
甘味が乗ってから出荷となります。
少し色づいているものもあります。
でもこれでも例年よりはだいぶ生育が早いそうで、佐藤錦の贈答用クラス(皆様にお届けするもの)は
20日あたりから少しずつ出荷が始まりそうです。
登熟が進むと真っ赤に。
まさしくルビー。宝石のような果実ですね。
この色は自然につく色で、もちろん着色みたいなことは一切していません。
美味しそうですね。
思わずつまみ食いしてしまいましたが、今の状態でもかなり美味しい!
「高橋さんー、折角来たんだがらー、まだ早いげど持ってげ〜」と特別に登熟が進んでいるものを集めて下さいました。
みなさんにはもっと大きくて甘味ののったさくらんぼをお届けします。
須貝さんの人柄が感じられる美味しい美味しいさくらんぼです。
まだまだ間に合いますのでぜひご用命下さい。
2018年 須貝農園のさくらんぼ ご注文はこちらです!