出羽桜 特約店向け特注酒 仕込み作業

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昨年6月に行われた山形県内の出羽桜取扱店10社のみで行われた特約店会議。
この会議で決定したのが、この10社のみで販売する特殊なお酒の製造です。

全くの白紙から始まった会議でしたが、出羽桜からの提案を受けてこの取組みに参加することを決めました。

このお酒の企画で当初から蔵元にお願いしていたのが、既存の酒を変更したものではなく、
今までの出羽桜にはなかった全く新しい酒を造って欲しいということです。

タンク1本を10社で全て販売しますので思い切ったことをして欲しいとリクエストをしていました。

そのリクエストに応えるかたちで出羽桜が動いてくれました!
今回の酒は、米も酵母も出羽桜では使用したことがないものになります。

今日はその酒の仕込みに参加してきました。

本当は前日から蔵に泊まる予定だったのですが、どうしても外せない用件があり、早朝5:00に出発しました。

安全を取って月山新道ではなく新庄経由で山形に向かいましたが、途中通勤ラッシュにも巻き込まれ、すっかり到着が遅くなりました。
蔵ではもう米が蒸し上がっています。

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しゃがんで麹米が出てくるのを待っているのはフランス人ソムリエのGilles(ジル)さん。
なんと彼は旅費・宿泊費全て自腹で出羽桜にやってきて二週間も真剣に造りの勉強をされています。

この日は研修最終日。
自分が行うべき作業も全て把握されていて熱心な仕事ぶりは感嘆させられました。

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私も釜掘り作業を体験。
蒸し上がった米を甑(和釜)から掘り出す作業ですが、この作業は造りの作業の中でもかなりの重労働です。
慣れている蔵人でも重労働ですから、運動不足の私達酒販店は交代で行います。

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こちらは私の酒造りの師匠であり、同業の酒販店でもある山形市の酒の郷吉田酒店の吉田 健一さん。
もともと出羽桜の製造担当をされていたので作業は現役んお蔵人と全く変わらない仕事ぶりです。

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こちらは仲野社長室長。今回の企画をまとめられています。
今日はコーディネーターとして行動を共にして下さっています。

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私も櫂入れ作業を行いました。
留めの掛け米なので、一時間弱ほどひたすら櫂入れを行います。

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掛け米はエアーシューターを使って送られてきます。

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さすがに吉田さんは絵になります。

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作業が終わって放冷機を清掃。
出羽桜山形工場は建物は古いですが、機器は本当にきれいに清掃されています。

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山形工場の井上杜氏です。
井上杜氏とも長いお付き合いになりました。

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洗い物中のジルさん。

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室仕事も行いました。

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帽子を被った若い方が、出羽桜仲野翔太郎専務です。
今回の酒は専務肝いりの酒となります。

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吉田さんが慣れた手付きで麹を振ります。

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私も真似して。久しぶりの作業です。

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できるだけ均等に麹菌が行き渡るように。

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次の日の仕込みの準備で米を張ります。

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研修生とは思えない慣れた手付きで米をならしていきます。

今回の作業はこれで終了です。
麹のさばけも良く、きっと良い酒に仕上がってくれると期待しています。
今までに無い米・酵母、どちらも現時点では内緒ですが、どうぞご期待ください!

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最後に美味しい蕎麦屋さんでお昼をごちそうになりました。
修行中のフランス人ソムリエのジルさんともお酒事情や日本酒の話などたくさん会話が出来ました。

これからも日本酒の勉強を頑張ってください。
あの頑張りならきっと成功すると思います!

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