今日は鶴岡方面に用事があり、栄光冨士にも顔を出してきました。
行くたびに新しい取り組みを始めている栄光冨士。
今回も期待どおりでした!
風情のある酒蔵には特約店向けの酒のダミー瓶がひな壇で飾られています。
それにしても...増えたものですねぇ。
2019年6月の山形県沖地震の爪痕は今も残ります。
歴史的な建造物の母屋は、あちこち応急処置の筋交いだらけで、それでも建物全体があちこち傾いています。
立派なこめ蔵も、こんなに太い梁が柱から抜けてしまいました。
落ちないように柱で下からささえていますが、とても危険な感じです。
前回大きく壊れていたこの壁は補修されていましたが、蔵のあちこちがまだ居たん状態のままです。
それでも、新しく設備投資はしているのが、今勢いのある栄光冨士らしいところ。
これは新しい分析室です。
以前のものとは比べ物にならないくらい立派な部屋が出来上がっていました。
新しい分析室で使う椅子も若手の社員の方が組み立てていました。
こちらはハクヨーの製麹設備。
内陸部の某蔵元から極上品を譲っていただいたのだとか。
密閉された庫内で温度管理をするので、従来の麹室は室(むろ)としての役割が終わってしまいました。
温度は全て装置内で管理されています。
この製麹装置を導入してから、かなり酒質が向上したそうです。
四季醸造の栄光冨士は醪は冷蔵施設内で醸されます。
清潔にしないと雑菌が付きやすい圧搾機も冷蔵設備の中に入っています。
醪から発生するガスを換気するための設備が追加されていました。
より安全に蔵人が働くことができます。
こちらが東北では初となる3点ラベラー!
表・裏・肩のラベルをラインで一度で貼ってくれる優れものです。
こちらは検品ラインです。
それにしても働いている方たちが若い若い!
平均年齢は26歳だそうです!
四季を通じて生酒が多い栄光冨士は冷蔵施設もしっかりしています。
こちらも新しく増設した冷蔵室でした。
忙しいところを快く迎えて下さった有慶社長。
本当にありがとうございました。
一所懸命造ったお酒、大切に販売いたします!