1997年 9月 2日
米鶴 盗み吟醸五右衛門 いつものことですが、香りはちょっとわかりませんでした。 ほのかに香りが感じられる程度でした。 で、口に含んだ瞬間は優しい口当たりなんですが、舌からノドに流れるときに ちょっと苦味が感じられました。この苦味が結構舌に残ってしまい少し苦 手なお酒でした。久しぶりに果実風味わいの無いお酒を飲んだためでしょうか?温度 を変えれば甘味が出てくるかなと思っていたのですが...
ちょっと前の話になりますが、たまたまこのお酒を 呑まれた人がいまして、その人がちょっとした試みでお燗にしたそうですが、 すごくまずくなってしまったそうです。で、一時話題になったぬる燗を試すの はやめました。今にして思えば試みたほうが良かったのかもしれません。
花羽陽 絹 今回一番気に入りました。「盗み」よりも香りがはっきりわかりました (大吟醸だから当たり前か!)。 口に含むと結構しっかりした味わいで、舌での味わいはいろい ろな雑味(いい意味ですよ)が感じられ、「絹...かな?」という感じでした。 でも、最後はまとまった味わいになり、おいしく頂きました。 もしかしたら、ちょっと冷え過ぎているのかもしれませんね。 もしもそうなら、これもちょっともったいない結果に終わったかもしれません。
菊勇 秘伝 今日初めて開封して頂きました。これは一番香りが感じられました。 ただ、香りの中にアルコール臭が感じられたのがちょっと気になりました。 で、肝心の味の方ですが、これは、はっきり辛口ですね。 先の「盗み」は苦味だったのですが、変に残らない感じの苦味ですので、 「あー、これが辛口っちゅうんかな?」と思いました。で、 前の失敗を繰り返さないように、今回は手で温めてじっくり呑んでみました。で、こ れは冷やすより室温、もしかしたらぬる燗の方がいいかもしれないと考えています。 でも、ちょっと抵抗がありますね、やっぱり(^^;;)。
1997年 9月 2日
それと、近いうちにお自宅をお引っ越しします。引越が終るまでは在庫を 処分するためにストックは増やさないようにしていますが、10月以降は またストックを増やす予定です。お引っ越し祝いの縁起のいいお酒なんて 何かあるかしら?
1997年 9月11日
酒田獅子頭 雌獅子 ル・レクチェ(山形ではラ・フランスかな?)のような香り。 甘みはあるものの、たっぷりの酸とアルコール度数とのバランスが 取れているのか、嫌味ではない。口の中をいろんな旨味が刺激する。 豊醇なボディ。旨味のある酒が欲しいときには堪えられない。 燗をあてる。 温燗では香りが立つが、刺激が勝ってしまい、やや厳しい。冷めて くるとその刺激が収まり、冷やの時よりも全体に丸みが出たように 感じる。 赤ワインを楽しむくらいの温度が良いのだろうか......これは今晩に。
麓井の圓 生もと純米本辛 ピーチ系(黄桃?)の香り。きれいな酸(乳酸かな?)が出ている。 そのためか、純米にもかかわらずキレがある。本辛という言葉から イメージされるほどの辛さは感じない。それなりのハバを持ちながら シャキッとキレるのは全体のバランスの取り方と仕上げが巧くいって いるのだろう。 燗をあてても、この印象は変わらない。旨味を残しつつ、喉を過ぎて いく。「ぬる燗で...」とあったが、温燗でも良かった。飲用温度の守 備範囲は広そう。飲み手の好みの温度で楽しめるようだ。 この価格からは信じられないコストパフォーマンスの良さ。脱帽。 難点は、呑み過ぎることか......(^^;;
改めて、山形のお蔵の実力を垣間みたような思いでおります。 「うきたむ火入れ」がますます楽しみになりました。 1本とお願いしましたが、できましたら2本にしてください。
1997年 9月15日
でも考えてみると、家の冷蔵庫は6本しか入らないので、 預って頂けるのでしたら、お願いしたいのですが。 とりあえず、雄町はお使い物にするので、全部送ってください。 本当は、呑んで、美味しかった場合、あとがないと言うのも寂しいから 注文代は2本にしょうかなぁー なんて考えたりもしたのですが、 これって やはり呑べいて、事なのかなぁー こんな体に誰がした 君だよ・・・君。 責任取れよ(ジョーク)
話は変わりますが、 先日はだだちゃ豆有難う御座いました。 とても美味しく味わいさせて頂きました。 請求書送ってください。 いつも美味しいお酒有難う。
1997年 9月16日
今まで雌獅子の評価をGooと言ってましたが 先日頭の下がる思いを雄獅子でしました。 四月に明けた雄獅子が氷温貯蔵庫に残っていました。
前回、雌を一カ月程置いてやはり早い熟成が始まっていると書きました。 昨日、恐る恐る呑んだ雄獅子(生)はなんと半年の時を経てもへこたれづ 快い熟成を感じさせるお酒に成長していたんです!凄い! 上喜元のお酒の凄さを感じました。うっかり呑み残した功罪でもこれは 凄かった。古酒嫌いの友人もこれはこれはと呑んでましたから 温度が上がっても少しもへこたれず透明感さえも感じるお酒です。
1997年 9月16日
ところで、この間見せていただいた「出羽桜の7年もの」でしたでしょうか? あれは、すごかったですね。どんな味がするものやら... それにしても、これからは、酒屋で作る酒とは別に「酒屋さん(店)で作る酒」 も出てくるのかもしれないですね。つまり、各種の酒を温度管理して、何年か寝か せた作品?が成功すると、そういうこともありうるでしょう。そうすると、おいし い酒というのは、「酒屋さん」の手柄という面も生まれてくるのでしょうね。それ を是非、木川屋さんにやってほしいです。楽しみです。^^
1997年 9月22日
さて、送金はどのように致しましょうか? こちらは振り込みでも郵送でも、ど ちらでも構いません。ご都合のよろしい方でご指定下さい。
なお、引越してすぐなので、もし請求書など既に送付済みでしたら、何処かに 紛れ込んでいる可能性があります。本日(9/22)現在、まだ請求書を受けとって おりませんので、もし既にご送付済みでしたら、お手数ですがメールでその旨 お知らせ下さい。
大変ありがとうございました。
PS あれは甘露豆という名前でよろしいですか? 電話でたしかそのようにお聞 きしたのですが。
1997年 9月24日
お願いして本当に良かったと感謝しております。 遅い時期でのお願いにお応え下さり有難うございました。
家内も、もう来年のだだちゃ豆楽しみにしています。(^^
1997年 9月25日
東京もだいぶ涼しく(というより寒く)なり、やっと日本酒を おいしくいただけます。
# どうも、夏に日本酒は苦手です。 先日は実家のほうにだだちゃまめを送っていただきまして ありがとうございました。 おすそ分けしてもらいましたが、とてもおいしかったです。 こんなに違うの?って感じでした。来年は、是非注文したいと思います。