1998年 2月 3日
冷や:
強すぎず弱すぎず、程良いきれいな香り。戻り香に僅かなアルコール 臭を感じるが、ハネっ気はない。腰の強いどっしりした味わい。 フルボディの赤に通ずる押し味もある。口中でもたつきもせずに、味 わいの余韻を残しつつ、潔くキレる。
ぬる燗:(私の場合、42℃前後)
燗をあてても形が崩れない。温めたことで冷やに感じたアルコール臭 も消える。白鷹極上純米大吟醸に感じたアルコールとの馴染みの悪さ も皆無。旨さの要素がそれぞれ目一杯自己主張しているのだが、破綻 しないギリギリのところで絶妙にバランスしているように感じる。
一言で云うと「強い酒」か。
肉鍋(醤油味)、天ぷら(出来合い。油の香りの強いやつ)、銀鱈の 照り焼き、茹でた菠薐草・ブロッコリーなどと合わせましたが、酒が 負けない。かといって、出しゃばるわけでもない。 食べ物だけを食べると味が混ざり、濁ったように感じることもあるが、 舌を洗ってくれるようで一品毎の味をきちっと伝えてくれる。 豆腐がなかったのですが、たぶん豆腐の味まで引き立ててくれるのだ ろうと予感させられました。
酒だけを見たときに味がありすぎるかと思ったけど、茹でただけ(調 味料なし)の菠薐草やブロッコリーの味を壊すこともない。 食べ合わせの守備範囲は相当広そうに思う。 これなら仏料理店でも使いたがる訳だと納得。 私の好みとしてはもう少し甘みが欲しいところだが、食中酒というこ とになるとこれくらいが妥当かも。その辺の見切りが素晴らしい。 いやはや、これはもう「凄い酒」。脱帽です、脱帽。(^^)
ところで、これって市販されているのでしょうか? 300mlで\1,500くらいなら、絶対買い得ですね。いくらでしたっけ? ハレの日用としても、私の場合は一人で2本要るなぁ。(^^;;
美味しいお酒を教えてくださって、ありがとうございました。 今度は1800mlをいただきます。あればですが... # 300mlでは物足りない。(^^;;;
1998年 2月 3日
あまり吟醸クラスを飲んだ事の無い友人は『これいいお酒だね』と 言ってました。美味しかったです。 お燗もしてみたのですが、私はお燗じゃないほうがいいなと思いました。 燗冷ましは良かったと思うのですが、結構飲んでからで、メモも書いてなかっ たのであまり自信がありません。
ついでにお正月に送って頂いたお酒の感想を。
出羽桜 DEWA33
上立ち香がおとなしいのでびっくりしてしまいました。確かに出羽桜だと判る 香りなのですが、私は香りが華やかな方が好きなのでもう少し香り高いほうが いいかなと思いました。でも、このほうが好きだという人も多いでしょうね。
上喜元 雄獅子
噂どおり辛いという印象はなかったです。一口飲んだ後に雌獅子持って来たかな と思って瓶を見直してしまいました。(^^;
上喜元 雌獅子
含み香がバナナのようだと思いました。雄獅子よりこっちのほうが好きです。 ただ、どちらかと言うと雌獅子のほうが少し辛いように思いました。もしかし たら雌獅子のほうが甘いはずという先入観があったからかもしれませんが...。
さらにお正月に飲んだ「出羽桜 一路」の感想を。 やはり出羽桜は大好きだと思いました。香りも含み香も良かったです。妹(一 応飲める年齢です)にも飲ませたんですが、それ以来また飲みたいとうるさく て困ってます。ちょっと失敗したかも知れません。(^^;; 実はこの時、群馬泉の大吟も飲んでたんですけど、一路の方が私 の好みでした。家族で飲んで、一路はすぐ無くなっちゃいました。
今週末にスキーに行く予定ですが、そこに雪漫々を持っていって みんなで飲む予定です。今から楽しみです。
1998年 2月 9日
上喜元 大吟醸 中取り H8BY
冷やで飲むと上喜元の山田錦のものは頑なさに近い堅さ 感じることが多くて苦労するが、この中取りは冷蔵庫から出して 直ぐでも他の上喜元よりも肩肘張っておらずに、素直に旨みを 楽しめる。 5~6人で楽しんだが、あっという間に空となった。 去年に引き続き、高い完成度を見せた酒。
1998年 2月14日
300mlで帰りの新幹線で飲んだのですが、温度が中途半端 特急の中で飲めば良かったと悔やみました。
初孫純米生もと:
こちらは、生もとの酒の香りが心地好く たいへん美味しくいただけました。
1998年 2月20日
先日ふぐの白子に合わせてみたのですが、あまり合いませんでした。枯山水 の方がずっと良かった。秘蔵初孫自体は好きなんですが、合わせる食材の守 備範囲がかなり狭いようですね。難しいお酒です。
1998年 2月21日
1998年 2月25日
先日頂きました初搾り系はどれもフルーティでおいしいです。 外人さんなどと呑んだりしたのですが、非常に好評でした。
結局のところ、高橋さん所から来るお酒は、全く外れがないので、 嬉しく思っています。
1998年 2月26日
1998年 2月28日
・枯山水
これ,残念ながら私には合いません.口開け直後,一日後,二日後, さらに数日後,半月後,一月後くらいの間隔で,主にぬる~適燗にして呑みま したが,どうもうまいと感じられませんでした.というか,辛みがあって,な にか口の中に馴染めない立体が入ったような感じがして,呑んでいて楽しさが 感じられなかったのです.一月くらいの時間をかけても基本的な感覚は変わら なかったので,そういうものなのでしょう.
あの瓶だけがおかしい,,,うーん,変なところから購入したものならそう いうことも考えられますけど,木川屋さんからですからねぇ...少なくとも もう一回は別の瓶を呑んでみます.それで同じ印象なら,私には枯山水は合わ ない,ということなのでしょう.
・竹の露 白露 純米・生 '97/12
これ,◎です.吟醸のような香が晴れやかに 立って,旨味が乗ってて...もう,呑んでて楽しくなりました.行きつけの 寿司屋(地酒狂い)に持ち込んで,値段を推測させたところ,3000円代後半を 言いました.実売価格を言ったら目が @_@; になってました (^e^)
とまぁ,こんなところです.おいおい大亀メールで感想を送ります.