1999年 2月 1日
1999年 2月 2日
冷蔵庫から出してすぐに開封。 香りは少し香ばしさ(老ねではない) を伴なって、穏やかにある程度の密度を持って感じられる。口に含む と膨らみが感じられ、H9BYで飲んだ上喜元の中では強い方か。味も やや甘めの広がりが強く、個人的にとても好感を持てた。これからも 変化を見てみたい。
1999年 2月 3日
1999年 2月 5日
― 山形のお酒のはなし ― (山形新聞記事)を読みました。そういえば大学 で受けた講義に「食品微生物学」というのがあって,酒母造りで生もと,山 廃,速醸もと等の専門用語が出てきたなぁって思い起こしたところです。 「もと」とは酉(さけのとり)に元って書くそうですね。この漢字は他にも 使うのかしら?
さて,暮れに送って頂いた「春の淡雪」,あと少しでなくなります。来週 10日に近所の酒飲み連中が集う「あんこう鍋」の会が催されますが,その時 に持参しようと思います。
1999年 2月 8日
香り:純米酒特有の香り。瓶詰め 98.4にもかかわらず木川屋さんの 保存が良いので、ひねた香りもなかった。期待感が膨らむ。
色:黄色見かかった黄金色、純米が飲める、喉が鳴るのをぐっと抑える。
味:まず、第一印象
(1)渋味がある
(2)酸味が効いている
(3)重い
今までの山形の純米酒には無かった、強烈な印象。水の如くすいすいとはい かない。重い酒を好む私も、これには唸ってしまった。 一口一口、じっくり呑むしかない。私の記憶が確かなら、この酸味は 秋田の酒 新政、高清水に似た酸味か? 舌がびりびりしびれる、という表現がこの酒にはある。
なんと、私はこの一杯を30分も掛けて飲んだ。二杯目は、また表情を変え てきた。渋味が抑えられ、程よい酸味が喉に心地よい。酔いが回ったにして はあまりの変化にわたしは戸惑うばかりでした。 次も買いますか?の問いに対して、私は はいと答える。 そして、白梅のほかの大吟醸・純米吟醸も飲みたくなってきている。この蔵 は、どんな方向を目指しているのか、飲み比べてみたい。
1999年 2月 9日
1999年 2月11日
それで、こちらのほうでもお祝いをたくさん いただきまして、また内祝いに初孫誕生をお願いしたいのです。
1999年 2月12日
是非もう一度飲んでみたいと思います。しかし、一気に飲んでしまい、 妻が空き瓶を捨ててしまったため、詳細な銘柄がわかりません。 以下は憶えている所で。。。
・四合瓶(と思われます。ワインと同サイズくらいのやつです)
・真っ黒な瓶に入った生酒
・たしか”上ずみ”と書いてあった
・友人の話によれば、普段は一升瓶であるが、 最近四合瓶にするようになった。
・4種類くらいあるなかの一つ。
・味は”じょうせんみずのごとく”ほどではありませんが、 フルーティな味。
です。
特に急ぎませんが、思い当たるところがありましたらご連絡ください。 追伸:”秘蔵酒情報希望者はMailを”・・とありましたので、希望します。
1999年 2月12日
「春の淡雪」は実にタイムリ-。「冬のドカ雪」を眺めつつ鍋をつっつく ことになりました(昼間っから宴会やっていたのがバレバレ)。
さて,そこでも「この酒どうしたの?」っていう話から,山形のお酒の話 になって,「この酒手に入らないかなぁ?」とある空き瓶を見せられました。 「あっ,これなら木川屋さんで扱っているから,訊いてみます。」というこ とで,ちょっとお聞きしたいのですが,菊勇の本醸造で「三十六人衆」と いうお酒にたいそう惚れ込んでいる輩がいます。もしあれば飲んでみたい 人がたくさんいるので,この銘柄が入手可能かどうか。可能なら何升送って 頂けるかの情報を下さい。
1999年 2月15日
1999年 2月15日
#私は酢はいつも冷蔵庫に入れています
1999年 2月16日
1999年 2月17日
1999年 2月17日
早速、出羽桜を飲みました。 新聞紙で包んであって、ちょっとびっくりしたのですが、 品質保持に気を使ってらっしゃるんですね。 さすがです。
つまみは、バレンタインだったもんで、赤ワインで6時間煮込み、 市販のルーを加えたトロトロのタンシチューにしてみました。 幸い、このお酒の香りが高く、赤ワインにも負けない味で、結構、 シチューにぴったり。(と思ったのは、私と彼だけかもしれませんが・・・) ちょっと和風にするために、醤油なんかも垂らしたり、ネギを臭み とりにいれたり、もちろん、生姜と玉ねぎとにんにくも! 結構、本格的な味だったので(ま、ルーは市販ですけど) お酒が引き立ちました。(と思ったのは、私だけかもしれませんが・・・)
後は、普通にお刺し身と、お刺し身を半分だけ使って作ったゴマ油と 三つ葉のタタキ、こんにゃくとピーマンとチリメンジャコのピリカラ炒め、 豚肉のから揚げ、なんてメニューでした。
彼からには、とっても喜んでもらいました。 いや、本当にありがとうございました!
後、肝心の初孫が残っているので、また、また、お酒の つまみを考えるのが楽しみです。 どうも、ありがとうございました。
1999年 2月19日
#「極寒の葡萄の雫」は初めてだったのですが
#同じ極甘口の「夢氷菓」に比べて「苦み」があると
#思いました。もちろん「イヤな苦み」ではないです。
#、、、要はどっちも美味かったです。
#極甘でのんだあとはすっきりってやつですね。
1999年 2月22日
#昨夏三河みりんは常温で大丈夫でしたので。
1999年 2月22日
さて、本日頂いたメールで紹介されていました麓井 純米吟醸圓本生を 是非飲んでみたいので、予約をお願いします。今日か明日、会社の帰りに お店に寄りたいと思いますのでよろしくお願いします。他にも良いお酒が ありましたら、その時にお願いします。火入れと飲み比べるのも いいのかな?......・。
1999年 2月22日
'94 GALLO SONOMA Stefani Vineyard CABERNET SAUVIGNON 5,500円
このワインをテースティングしましたので感想をお伝えします。
(色)
まず、色についてどちらも大変深いブラックベリーで、どちらも濃さをたたえ ています。ただ、Stefaniの方が幾分紫が取れて熟成が進んだような印象。
(Top nose)
Sonomaは前回同様、カシス、ブラックベリー、を基調として干し葡萄のニュア ンスを持っていますが、Stefaniの方は濃さは同じ程度と思われますが、干し 葡萄のニュアンスが少し洗練されて、スミレのような甘さが加わっています。
(味)
Sonomaの印象はほぼ前回と同じです。ただ、少し熟成が進んだのでしょうか。 僅かに複雑味を帯びたような気品が出てきました。Stefaniは全然雰囲気が違 います。基調となる味は、Sonomaと同様、干し葡萄のような果実味に支えられ た力強い、カルフォルニアの良さをたたえていますが、グラスの足も大変長く、 グリセリンが濃い(甘み、旨みがしっかり出ている)、香りが大変滑らかな熟成 感を持っています。気品のある熟成で、メルローとピノを合わせたような滑ら かさを持っています。それでいて力強さがあります。これでフランスのボルドー のような良い意味でのinkyな部分が現れると相当な複雑感を与え、高得点を取 れるワインであると思いますが、私はあのスタイルでなくてもこれがカルフォ ルニアの良さであるので良いワインだと思います。
ということで大変おいしいワインだと思います。が、カルフォルニアで5千5百 円というのはお酒屋さんにとっては大変売りにくい値段だと思いますね。(た だ94年はとても良い年なので、あの値段の心意気は理解しているつもりです)
実際私の感触だとボルドーの変なワインに比べても5千5百円の価値は十分ある と思いますが、カルフォルニアに5千5百円を投資する雰囲気自体がまだ日本に はあまりないですね。オーパスワンとかカレラとかでさえ日本では知らない人 の方がはるかに多いですから。どうしてもボルドーの良いものを買えるほど余 裕のない人、かつ、ワインを好きな人はブルゴーニュに走る方が殆んどです。 5千円出せばブルゴーニュの良いものがある程度買える値段になってきますの で、その価格帯とバッティングしてしまいます。Stefaniはナパやブルゴーニュ と比較しても高水準の内容を持っていますので十分対抗出来ますが、知名度が 低い分売りにくいと思います。
値段に見合ったおいしいワインですので、あの良さが分かる人だけに売って行 けばそのうち人気がどっと出るかも知れません。またどちらもあと5年はぜっ たいへこたれません(熟成が上がってきます)ので無理に売らないで好きな客に だけゆっくり売って行くのもいいかも知れません。
1999年 2月24日
感想ですが DEWA33をあれだけたくさんの種類をのみ比べられておもしろかったです。 その中で気に入ったのは、香梅・やまとざくら・麓井圓などでした。 香梅とやまとざくらは、はじめての銘柄でしたが DEWA33らしいやさしさに加え、あとくちの良さが印象的でした。 呑んだあと、口の中ですっと消えていくようなDEWA33らしいお酒も よかったですがちょっと違った感じで面白かったです。 DEWA33らしいという意味では竹の露白露垂珠もとてもよかったです。
圓はかっちりした味で今でもおいしいのですが、 個人的にはもう少しおいたほうが味がこなれてきそうな感じです。 この間紹介されていた「麓井 純米吟醸圓本生」ておなじものでしょうか?
見ていて面白かったのは、 通りすがりで入ってくるおじ様がたは試飲を薦められると 決まって「辛口はどれ?」と聞くことでした。 辛口信仰はみゃくみゃくと続いているんですね。
それと、 「この酒は甘いけど日本酒度は何度?」と聞いて、 プラスだと教えられ驚いている人がたくさんいました。 DEWA33は日本酒度と呑んだ感じが かなりくいちがうお酒なのかもしれませんね。
それではまた。
1999年 2月24日
「圓本生」は、生ならでは濃厚な味わいにもかかわらず、まろやかで、後味 も余韻を残しながらもすっきりとぬけるといった感じで、大変おいしくいた だきました。
「雪逍遥」は、圓に比べると角があり、後味もややぬけが悪いかなといった 感じ。あくまでも、圓と比べるということであって、こちらもおいしくいた だきました。女房に言わせると「この手のお酒はよくある」とのことですの で、本来の純米吟醸生酒ということでしょうか。
「水面音」にはがっかりしてしまいました。特に冷えているうちは最悪。女 房曰く「ただのアルコール」。しばらくおいておくと、ややコクが出てきた ようにも感じられましたが、生酒本来の香り、旨味があまり感じられません。 「圓」や「雪逍遥」と飲み比べてしまったのがいけなかったのかもしれま せんが......。
このお酒は普段日本酒をあまり飲まない人に飲んでもらおうということで造 られたとのお話でしたが、本当にこれで飲んでもらえるのでしょうか。 私ももともと日本酒は苦手で、もっぱらビールやウィスキー(特にバーボン) ばかり飲んでいたのですが、私が日本酒に病みつきなってしまったのは、女 房の影響もあるのですが、やはり大吟醸(ちなみにこの時は諏訪の「真澄 夢殿」でしたが)を口にしてからです。
大吟醸の何ともいえないフルーティな香りと味にすっかり魅せられてしまい、 もっといろんな日本酒を飲んでみたいというのがきっかけでした。 だからといって、普段日本酒をあまり飲まない人が、いきなり高価な大吟醸 を買って飲んでみるなんてことはまずありえません。
そこで私はそういう人にはむしろ「雌獅子」のほうがお勧めだと 思うのですが。 「雌獅子」のコストパフォーマンス、トータルバランスの良さは、日本酒を飲 みなれない人ばかりか、飲みなれた人をも納得させることのできるものだと 思います。「雌獅子」で物足りない人には「雄獅子」があれば鬼に金棒。 これは昨年の私どもの職場旅行で「雌獅子」の4合瓶3本と「雄獅子」の4合瓶1本 があっという間に空になってしまったことでも実証済みですし、昨年から今 年にかけて親戚、知人8件に「雌獅子」、「雄獅子」のセットを贈りましたが、皆 に喜ばれたことからもわかります。
もっともっとたくさんの人においしい日本酒を知って欲しいですね。 生意気なことをたらたらと書いてしまいましたが、これからもおいしいお酒の 情報をお願いします。