ワインの醸造技術を日本酒に初めて応用
ML醗酵とは「マロラクティック醗酵」の略で、 日本酒に含まれるリンゴ酸を乳酸菌の力で乳酸に変えることを意味します。
山形県工業技術センターが、ワイン醸造の技術を取り入れ特許を取得しました。
その技術を活かし、県と酒蔵が一体となって、製品化に取り組んでいます。
リンゴ酸の特徴は「爽快感のある酸味」ですが、多すぎると角が立ち、柔らかさに欠けてしまいがちです。
そこで乳酸菌の力を借りて、リンゴ酸を「まろやかで優しい酸味」の乳酸に変えてみてはと考えました。
予想通り、甘味と酸味の調和がとれた、後味のキレが良く、いつまでも飲み続けられる、 そんな新しい日本酒が誕生しました。
ラベルのデザインは、角のある五角形から、丸い柔らかな酒がしたたり落ちるイメージ。
「agasuke LLC」の山形出身のデザイナー「ナオヤ」氏のデザインです。
木川屋のコメント
純米にしては香りが高く、フルーツケーキを感じさせるような甘い香りが漂います。
口に含んだ感は日本酒というよりももっと別の飲み物...スタッフ間でピンときたのがシードルです。
甘めの白ワインのようなスッキリとした後味。
軽いアルコール度数も伴って清酒が苦手な方にも無理なくお楽しみ頂けます。
ML醗酵の流れ
ここからはちょっとマニアック(?)な方向けの話です。ML醗酵の仕組みについてのお話です。
「添」仕込みの際に、「もろみ」にML乳酸菌を添加します。その後、高リンゴ酸生成酵母 「YK-2408」が作り出す「リンゴ酸」を乳酸菌が「乳酸」に変えていきます。
Malic(マリック)をLactic(ラクティク)に分解することから、 ML醗酵(マロラクティック)と呼ばれています。
高リンゴ酸生成酵母とML醗酵を併用することにより、 従来の日本酒の2倍以上の乳酸を得ることができ、 米の甘さと柔らかい酸味とのバランスが絶妙な日本酒に仕上がります。
なお、ML乳酸菌はアルコール耐性をもっていますが「もろみ」の12日目あたりから、 アルコール耐性の限界に達し、徐々に死滅していきます。
※画像および商品説明文は実際に弊社スタッフが唎き酒し全て自社で作成しています。
無断での引用・改変・転用は固く禁じます。
このお酒の成分
原料米 | 山形県産米 |
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精米歩合 | 55% |
酵母 | 山形酵母 YK-2408 (高リンゴ酸生成酵母) |
日本酒度 | -10 |
酸度 | 2.2 |
アルコール | 14.0% |
補足情報
飲み頃温度 |
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保管方法 | 冷暗所 |
化粧箱 | 別売 |
在庫 | 限定品につき無くなり次第終了 |
おすすめの発送方法 | 夏季クール便推奨 |

720ml 1,980円 完売
※化粧箱・発泡スチロール箱は当店販売品への使用に限らせていただきます。
箱のみの購入や購入本数を超える箱の購入はできません。
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