山形県鶴岡市 羽根田酒造 株式会社
羽前白梅・うぜんしらうめ
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銘醸地大山で最も歴史ある蔵創業は文禄元年(1592年)。先祖は近江ノ国の住人佐々木庶流甲賀郡羽田ノ庄領主です。 地名を生かした氏とし、天正文禄の頃、豊臣家に属す長門 守三男長佐エ門が出羽ノ国に来て、酒造業を開始しました。 大山地方には栄光冨士・大山・羽前白梅・出羽ノ雪と4つの蔵元がありますが、生産石数は最も少ないのですが、歴史は最も長い蔵元になります。 酒銘白梅として地元の米と水で、地元の杜氏と蔵人が醸しています。 銘醸地、大山。出羽三山を臨み、酒造家が軒を連ねる一角に 「羽前白梅」の羽根田酒造はあります。黒光りする太い柱や梁。土蔵には夥しい数の古文書が保管され、 創業文禄元年(1592年)の歴史を物語ります。 羽前白梅 蔵元紹介製産石数は400石と、庄内でも最小の部類に入りますが、酒質は素直でとても真面目な酒造りを行っています。 典型的な少量高品質、そして手造りの蔵元と言えるでしょう。 もう一つ評価出来る点は炭は一切使わない無炭素濾過を行っていることでしょう。 昔ながらの甑を使い、蔵元自らも酒造りをされています。 昨今の水っぽい酒にならされた舌には大きな刺激になる芳醇な味わいが楽しめます。 地吹雪の止んだ快晴の朝。降り続いた粉雪が風に巻かれ、転がってできた雪俵が、広い庄内平野のあちこちに姿を見せます。 ご覧になられたことの無い方が多いと思いますが、本当に俵のようです。この名前を付けた純米吟醸も醸しています 2019年の大地震では大きな被害が有りましたが、全国の皆様のおかげでまた酒造りを再開することができました。本当にありがとうございました。 |
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白梅の酒造りは炭素を使わず、米や酒本来の旨味をたっぷりと残すのが特徴。
あえて例えると、ボディのあるバランスのとれた赤ワインのような酒です。
昨今の軽いタイプ純米酒に飲み飽きされた方にお薦めしたい、 どっしりした米のコクと旨味がたっぷり含まれた濃醇な純米酒です。