焼酎プロジェクトの経緯
遊佐ブランド推進協議会は遊佐町農業委員会の耕作放棄地解消対策事業と共同の特産焼酎プロジェクトを立ち上げ、
町内耕作放棄地に作付けされたサツマイモと遊佐産の米(麹)を使用した特産焼酎の開発を行いました。
旧藤崎村の兵藤宅に残る碑文に、文久二年(1862年)この地でさつまいも栽培が始まったとあります。
収穫したさつまいもは、時に遊佐の人々の飢餓を救いました。
「耕作くん」も遊佐町農業を救う焼酎となってほしいものです。
サツマイモ栽培や耕作くんについて
遊佐産の原料を使用し焼酎の名称やラベルデザインを町内から公募するなど、町民に親しまれる焼酎づくりをめざしました。
焼酎の名称を決めるまでには商標権の問題などもあり、一筋にはいかず、紆余曲折の末、名称は【耕作くん】に決まりました。
毎年5月下旬に遊佐町農業委員会の協力を得て、サツマイモの定植作業を行います。
原料は"紅はるか"というサツマイモで、糖分が多く上品な甘さの品種です。
滑らかな舌触りが特徴で、お菓子に利用されています。
サツマイモは10月末に収穫、その後、醸造が行われ、3月の中旬には焼酎が出来上ります。
芋焼酎はワインのように原材料の出来によって味が変化します。
サツマイモの生産者は、様々な作物を栽培する中で、「今年はどんな味になるんだろう」と、植え付けの時からわくわくしています。
耕作くんの飲み口はすっきりでくせもありませんが、後味は、しっかりさつまいも。
品のあるデザインで、贈り物にも喜ばれています。
焼酎は瓶の中でも熟成が進みます。まずは2本買って1本は特別な日に飲んでみてはいかがでしょうか。
遊佐町の酒好きが育てた本格焼酎を親しい仲間と一緒にお楽しみください。
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