山形県米沢市 株式会社 小嶋総本店
東光・とうこう
城下町の歴史と伝統の酒蔵小嶋総本店について小嶋総本店は安土桃山時代・西暦1597年に創業した、日本に現存する中で13番目に古い酒蔵です。24代の長きに渡り、創業の地である山形・米沢で酒造りを続けております。 江戸時代より上杉家御用酒屋を承り、以来お城にお酒を献上する酒蔵として歩みます。酒銘「東光」は、米沢城から見た日の出の方角に酒蔵が位置することに由来しており、「米沢の日の出の酒」を意味します。 当蔵は、醸造アルコールの添加を一切行わない「全量純米造り」です。24代蔵元の小嶋は「『日本酒』を名乗るからには日本の米だけで酒を造りたい」という強い想いの元、10年かけて輸入スピリッツである醸造アルコールの使用を削減し、全量純米に到達しました。 山形県に52蔵ある日本酒蔵の中で最大の全量純米蔵でもあります(令和2年時点)。 蔵は累積積雪量が六メートルに達する豪雪地帯に位置するため、清らかな雪解け水による低温長期発酵により、柔らかくも繊細な味わいを醸し出しております。 お酒づくりに対するこだわり天地の恵である米や水に感謝するとともに、それらの個性を尊重した酒造りを志向します。「自然の恵みを微生物が醸して酒になる」という事実と真摯に向き合い、田んぼからの酒造りに取り組んでいます。 寒冷地で造られる酒が持つクリーンでフレッシュな仕上がりの中に、しっかりとした味わいの厚みを持たせることを意識しています。低温長期発酵によるクリーンな仕上がりに加え、内陸の酒蔵らしい味の厚みが、私達の地域性を表現しているからです。 当蔵ではクリーンで厚みがあり、食事を美味しくする酒であることをコンセプトに醸しています。クリーンだけれど味わいの薄いお酒、厚みがあるけれど重たいお酒は沢山ありますが、清潔で杯が進むけれども一口ごとに満足感があり食事と高め合うことができるのが、当社のお酒の特徴といえます。 水のこだわり吾妻山系伏流水を使用しています。 蔵が位置する米沢は、年間積雪量が6メートルという豪雪地帯であり、吾妻山から流れ出す豊富な雪解け水は、山形を縦断する最上川の源流となります。小嶋総本店は最上川の源流に最も近い酒蔵です。 仕込水は地下40m、100mの2本の井戸から汲み上げられる硬度60の軟水で、柔らかな口当たりを持っており、東光のお酒の口当たりの柔らかさに通じます。 原料米のこだわり恵まれた土地を活かした酒造りをするために米沢酒米研究会を立ち上げ、契約農家と米作りに取り組んでいます。メンバーの多くは小嶋総本店の冬期社員でもあるため、夏は米作り、冬は酒造りというサイクルで深く原料と向き合い、田んぼから始まる酒造りに取り組んでいます。 |
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