つやひめ
つや姫で醸した酒たち
山形を代表する米「つや姫」(系統名:山形97号)は、1998年に山形県立農業試験場庄内支場(現:山形県農業総合研究センター水田農業試験場)で、次期主力品種の育成を育種目標に、「選抜・育成した良食味の品種です。 育成期間を短縮するために、暖房した世代促進ハウス内で冬期間も栽培しました。 また、ほ場での栽培では苗を一本ずつ植え、病気に強いか、収量が穫れそうか毎日観察しながら選抜しました。 育成世代の早い段階から実際にご飯を炊いて食味試験を行ってもいます。 つや姫は山形県で育成された粳種では初の"晩生"に属し、短稈で草型は"中間型"、耐倒伏性は"やや強"です。 「コシヒカリ」に比較し、収量性が高く、玄米千粒重は並で、玄米外観品質は白未熟粒の発生が少なく、光沢があり高品質であります。 「コシヒカリ」に比べ精米粗タンパク質含有率は並、精米アミロース含有率はやや低く、味度及び炊飯米の白色度はやや高いです。 食味は、炊飯米の外観と光沢が優れ、味と粘りも優り、「はえぬき」及び「コシヒカリ」を上回ります。 つや姫」については、一定以上の品質を保つために、現在、認定生産者以外の作付は認めらていません。 つや姫で醸した酒こうして、10万分の1の確率で選抜された本県オリジナル品種「つや姫(山形97号)」は、「亀の尾」の良食味性を引き継いで誕生したのですが、この米は食用が主な目的です。 しかし酒造用にも用いられ、つや姫で醸した酒は独特の美しい米の甘みと澄んだ味わいた楽しめる酒に仕上がります。
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出羽の里データ
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※上記のテキスト・画像等のデータは文一総合出版発行 副島顕子著「 酒米ハンドブック」を基に、 著者の許可を得て作成しております。無断転載を禁じます。 |
美泡の名のとおり、綺麗な泡がたのしめます。 まるで米から造ったシャンパンです。
IWC SAKE スパークリングの部
2018 GOLDメダル受賞
2019 BLONZEメダル受賞